
現在、世界の先進国の医療現場において「がんの痛み治療」は当然のように行われています。
それは、がんによる痛みがあれば、痛みの症状にあった薬を見つけ、処方し、痛みをとっていく、というもの。
そうすることで、がんの治療を続けながらも
「痛みのない一日をおくりたい」「がんになっても今までどおりの生活を続けたい」
という患者さんのQOL(クオリティオブライフ:生活の質)を維持していくことができるのです。
しかし、日本では「がんの痛み治療」は「がんそのものの治療」に比べ、
それほど注目されてきませんでした。その根拠のひとつが、上のグラフ。
がんの痛み治療は、医療用麻薬を基本とした鎮痛薬で行われているのですが、
日本のがん性疼痛に使われた医療用麻薬の消費量は、米国・フランスの1/3、ドイツの1/5です。
日本人のがん患者さんが、いかに痛みをがまんしているのかがうかがえます。











