
「にきび」は誰でもが知っている身近な皮ふ病ですが、顔にできることが多いため、それを気にする人もたくさんみられます。皆さんも「にきび」ができて、「鏡」とにらめっこしたという経験はありませんか。
「にきび」が人の気持ちにどのような影響を与えるかについて調べた海外の調査結果から、自尊心が傷つけられた、といったネガティブな感情を持ったり、気持ちが暗くなる、怒りっぽくなったりする人が、多いことがわかりました。
私たちの気持ちに大きな影響を与え、生活の質まで低下させる「にきび」ですが、できるだけ早くから適切な処置をすれば退治することができます。そのためにはきちんと「にきび」について知ることが大切ですね。


「にきび」の人に、症状、感情、機能に関しての幾つかの質問をして、「にきび」が私たちにどのような影響を与えているかを調べます。質問内容は「皮ふにかゆみがある」「皮ふの症状がうっとうしい」「皮ふの症状のため日常生活に支障がある」などで、それぞれどの程度か点数をつけてもらい、その合計点により生活の質への影響の大きさを評価するわけです。

この方法により、「にきび」と「アトピー性皮ふ炎」で生活の質に与える影響の大きさを比較したところ、症状では「アトピー性皮ふ炎」の方が良くないとの結果でしたが、感情に与える影響は「にきび」の方が「アトピー性皮ふ炎」より大きいという結果が報告されています。このことから、「にきび」は症状が軽くても、私たちの感情に与える影響は大きいと考えられます。
- ※1 QOL:Quality of life, 生活の質のこと