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がんに罹患すると、健康、仕事、役割、将来の計画の消失などを経験することが多いため、気分の落ち込みが起こることがあります。また薬の副作用で気分の落ち込みを感じることもあります。仕事や家事が手につかない、眠れないなど日常生活機能に障害をもたらす情緒面の苦痛を経験することもあります。気分の落ち込みは、がん患者さんの多くにみられるもので、特定の人だけに起こるものではありません。

つたわると

原因や負担になっているのが何かを相談しながら進めていきます。休めない場合や食事がとれず、身体的につらい場合には、必要であれば薬も処方されます。気分も落ち着いてくると治療に前向きになることができる場合が多いです。

つたえ方(例)

毎日ひどく落ち込んでしまい、ものごとに集中できない。やる気が出ない。何をしても楽しめず、物事をするのがおっくうです。

つたえてほしいこと

  • ・いつごろから感じているか(がんと診断されたとき、治療が始まったとき、今週特に など)
  • ・どのようなときに感じるか(朝起きたとき、一人で過ごしているとき など)
  • ・どのように困っているか(誰とも話したくない、だるくてしかたない など)

担当医や担当の看護師が患者さんご自身の心や精神面に関連する問題についてお話をお伺いします。また精神科や心療内科の医師、心理職、心の問題を専門にする看護師、医療ソーシャルワーカーなどが、窓口になることもあります。カウンセリングやリラクゼーションの他に薬を併用した方がよい場合には薬が処方されます。信頼できる人や、担当医、看護師、相談支援センターの相談員などの医療者に気持ちを打ち明けることもつらさの軽減に役立ちます。

その他の症状

【監修】
日本医科大学武蔵小杉病院
腫瘍内科教授
勝俣範之 先生
【監修】
国立研究開発法人
国立がん研究センター東病院
精神腫瘍科長
小川朝生 先生