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抗がん剤により、皮膚や爪の新陳代謝を行う細胞がダメージを受けます。発疹・発赤では、ぷつぷつとした湿疹ができたり、皮膚全体が赤味を帯びることもあります。薬によっては、特徴的に手や足だけが赤くなることもあります。赤味が落ち着いた後は、色素沈着することが多いです。色素沈着は、皮膚や爪の色が黒味を帯びたり、黒い斑点状のものが出現したりします。皮膚全体が色素沈着することもありますし、手や足、足の付け根や膝の裏など、関節部位に限局して現れることもあります。乾燥性(掻痒性)皮膚炎では、皮膚の乾燥が強くなり、かゆみを伴うことがあります。

つたわると

原因や病態に応じて適切な対処が行われます。必要であればかゆみ止めの薬が処方されます。発疹などがおさまってくれば、いつも気になっていた症状が改善したことで気分も落ち着いてくることが多いです。

つたえ方(例)

左手の甲に赤い発疹ができて、カサカサしていて痒くて仕方がないです。かいて血が出ているところもあります。

つたえてほしいこと

  • ・具体的な部位(左手の甲、口の周り など)
  • ・いつごろから症状がでているか(先週から、薬を飲んですぐに、3日後から、今朝 など)
  • ・皮膚症状のタイプ(発疹、紅斑、水疱、爪の異常 など)
  • ・どのように困っているか(痛みがある、患部があたって生活に支障が出ている など)

入浴やシャワーなどで清潔にすること。またそのときにも石鹸を十分に泡立てるなど圧力、摩擦など刺激で皮膚を傷つけないようにします。皮膚が乾燥し、柔らかさや滑らかさが失われると、より傷つきやすくなります。入浴後は、クリームを塗布するなどで保湿を行いましょう。

その他の症状

【監修】
日本医科大学武蔵小杉病院
腫瘍内科教授
勝俣範之 先生
【監修】
国立研究開発法人
国立がん研究センター東病院
精神腫瘍科長
小川朝生 先生