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種類別がんの特徴 子宮頸がん種類別がんの特徴 子宮頸がん

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種類別がんの特徴 子宮頸がん

種類別がんの特徴 子宮頸がん

どんな病気か

  • 子宮は西洋梨を逆さにしたような形をしており、下部の細い部分(子宮頸部)の先端が、腟の奥に突き出ています。この子宮頸部の上皮(粘膜)に発生するがんを子宮頸がんといいます。
  • 初期のうちは上皮にとどまっていますが(上皮内がん)、次第に子宮の筋肉へと浸潤し、腟や、子宮の周囲の組織に広がったり、骨盤内のリンパ節に転移したりします。さらに進行すると、膀胱・直腸を侵したり、肺・肝臓・骨などに転移したりします。
  • 子宮頸がんは40、50代に最も多い病気ですが、近年、若年層で増加傾向にあります。一方、80歳以上の人にもみられます。

症状の現れ方

  • 初期の子宮頸がんではほとんどが無症状のため、20歳を過ぎたら2年に1度は、子宮がん検診(子宮頸部細胞診)を受けることが勧められます。
  • 進行にしたがい、おもな自覚症状として不正性器出血(月経以外の出血)や帯下(おりもの)の増加などが見られます。下腹部痛、腰痛、下肢痛や血尿、血便、排尿障害が現れることもあります。

痛みについて

  • 子宮がん局所の痛みは内臓痛*1です。子宮がんの初期は痛みがでないことが多く、がんが骨盤内組織に浸潤すると、痛みが発生することが多くなります。具体的には、水腎症(尿の通り道や腎臓の中に尿が たまって拡張した状態)を併発し腰痛や背部痛が起こったり、腸管への浸潤や腹膜炎による腸閉塞で腹痛が起こったりなどです。
    リンパ節に転移すると坐骨神経痛などの神経痛も生じることがあります。がんが進行し、悪性胸水がたまると呼吸困難による苦痛もともないます。骨転移を起こすと、動作時に痛みが発生することがあります。
  • *1 内臓痛:食道、胃、小腸、大腸などの管腔臓器の炎症や閉塞、肝臓や腎臓、膵臓などの炎症や腫瘤による圧迫、臓器被膜の急激な進展が原因で発生する痛みのことをいいます。
    (がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2014年版より引用)

その他の種類別がんの特徴

※参考資料 六訂版 家庭医学大全科(2010年出版/法研)
※参考資料 症例で身につくがん疼痛治療薬(2014年出版/羊土社)