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種類別がんの特徴 胃がん種類別がんの特徴 胃がん

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種類別がんの特徴 胃がん

種類別がんの特徴 胃がん

どんな病気か

  • 胃がんは、胃壁の内側にある粘膜(上皮)の細胞ががん化しできる悪性腫瘍で、日本では肺がんに次ぎ、死亡率の高いがんです。2:1の割合で男性に多く、男女とも60代が発症のピークです。
  • 胃がんは進行すると胃壁の中に入り込み、外側にある漿膜(しょうまく)やさらにその外側へと組織を深く広く侵していきます。その度合い(深達度(しんたつど))により、早期がんと進行がんに分類されます。
  • 早期胃がんはその大きさやリンパ節への転移の有無に関係なく、深達度が粘膜内またはその下にある粘膜下層までにとどまるものと定義されています。それ以上に達しているものを進行がんといいますが、日本は世界的にみても手術技術にすぐれ、近年の有効な抗がん剤の開発も相まって、胃がんの治癒率は明らかに改善していますので、決して進行がん=末期がんではありません。

胃壁の構造

症状の現れ方

  • 早期胃がんの多くは無症状です。上腹部痛や腹部膨満感、食欲不振などが現れることもありますが、胃がんに特有な症状はありません。一般的にはこれらの症状をきっかけにX線造影検査や内視鏡検査を受け偶然に発見されます。
  • 進行がんになると体重の減少や消化管からの出血による吐血や下血などが見られ、上腹部にでこぼこした硬い腫瘤(しゅりゅう)を触れることもあります。がんが全身に広がると、腹水がたまったりリンパ節が腫れたりすることがあります。このような場合には手術の対症にはなりません。

痛みについて

  • 胃がん局所の痛みは内臓痛*1です。後腹膜に病巣が広がると腹腔神経叢浸潤による神経障害性疼痛*2を併発することがあります。
  • *1 内臓痛:食道、胃、小腸、大腸などの管腔臓器の炎症や閉塞、肝臓や腎臓、膵臓などの炎症や腫瘤による圧迫、臓器被膜の急激な進展が原因で発生する痛みのことをいいます。
    *2 神経障害性疼痛:痛覚を伝える神経の直接的な損傷やこれらの神経の疾患に起因する痛みのことをいいます。
    (がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2014年版より引用)

その他の種類別がんの特徴

※参考資料 六訂版 家庭医学大全科(2010年出版/法研)
※参考資料 症例で身につくがん疼痛治療薬(2014年出版/羊土社)
※参考資料 がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2014年版(2014年出版/金原出版/日本緩和医療学会 編)