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種類別がんの特徴 前立腺がん種類別がんの特徴 前立腺がん

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種類別がんの特徴 前立腺がん

種類別がんの特徴 前立腺がん

どんな病気か

  • 前立腺は骨盤を形成する骨の一つである恥骨の裏側にある臓器です。この前立腺のおもに外腺の上皮細胞ががん化し発症するのが前立腺がんです。
  • 今後日本では、食事の欧米化、高齢人口の増加、腫瘍マーカーであるPSA(前立腺特異抗原)検査の普及に伴い、前立腺がんの患者さんは急速に増加することが予想されています。

前立腺と周囲の臓器

症状の現れ方

  • 前立腺がんは、初期にはほとんど症状がありません。がんが大きくなって尿道が圧迫されると、尿が出にくい、尿の回数が多い、排尿後に尿が残った感じがする、夜間の尿の回数が多いなどの症状が現れます。ただしこれらは前立腺肥大症でも起こるものであり、がん特有の症状とはいえません。
  • がんが尿道や膀胱に広がると、排尿時の痛みや尿もれ、肉眼でわかる血尿が認められ、さらに大きくなると尿が出なくなります(尿閉)。前立腺の上部にある精嚢腺(せいのうせん)に広がると、精液が赤くなることがあります。
  • さらにがんが進行すると、リンパ節や骨(骨盤や脊椎)に転移します。リンパ節に転移すると下肢のむくみ、骨に転移すると痛みや下半身麻痺を起こすことがあります。

痛みについて

  • 初期にはほとんど症状がありませんが、進行とともに骨転移(脊椎や骨盤骨)を起こしやすく、疼痛や不全麻痺、腰痛などのさまざまな症状を起こしやすくなります。
  • 水腎症を併発した場合、腰痛や背部痛が起こりやすくなり、尿路が閉塞すると疝痛(管の攣縮(痙攣して収縮)による痛み)を起こします。がんが仙骨神経叢(脊髄神経から骨盤や臀部、下肢等につながる神経の集まり)へ浸潤すると、会陰部の痛みや太ももの後ろ側に神経障害性の疼痛*1が生じることがあります。
  • *1 神経障害性疼痛:痛覚を伝える神経の直接的な損傷やこれらの神経の疾患に起因する痛みのことをいいます。
    (がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2014年版より引用)

その他の種類別がんの特徴

※参考資料 六訂版 家庭医学大全科(2010年出版/法研)
※参考資料 症例で身につくがん疼痛治療薬(2014年出版/羊土社)
※参考資料 がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2014年版(2014年出版/金原出版/日本緩和医療学会 編)