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みんなの体験談 大腸がん(65歳男性)-Y.Tさん-みんなの体験談 大腸がん(65歳男性)-Y.Tさん-

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みんなの体験談 大腸がん(65歳男性)-Y.Tさん-

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「痛い」「辛い」を我慢すればカラダより先に心がくじける

Y.Tさん(男性)
疾患名:大腸がん
年齢:65歳
患者さんとの関係:本人

「痛い」「辛い」を我慢すればカラダより先に心がくじける 「痛い」「辛い」を我慢すればカラダより先に心がくじける

Y.Tさん(男性)
疾患名:大腸がん
年齢:65歳
患者さんとの関係:本人

きわめて冷静に受け止めたがん告知

  • 大腸がんの告知を受けたのですが、胸中はきわめて冷静でした。普段から自分の体調の変化が分かっていたこともあり、「ついにきたか」という思いが強かったですね。翌日から、仕事の引き継ぎなどの残務整理を続ける間も、取り乱すことなく行動できたと思います。元来、前向きで楽天的であったためでしょうが、どちらかといえば「残りの時間をどう使うか」について考えていました。今にして思えば、そうした自分の性格が、がんから生還できた理由のひとつになったのではないでしょうか。

“医師にすべてを任せる”という方針

  • 治療にあたっては、“すべてを任せる”というスタンスをとっていました。医師にも最初の段階で「病気や治療の内容については、聞いてもわからないのだから、いちいち教えてくれなくていい」とつたえていました。“餅は餅屋に”という言葉がありますが、自分ではどうすることもできないことだけに、すべてを専門家に任せようと思ったのです。ただ、「自分に残された時間は、あとどのくらいあるのか」だけは、可能な限り正確に知りたかったですね。

「痛い」「辛い」は我慢せずにつたえる

  • 治療に関しては、医師の指示にすべて従いました。任せる以上は、相手を信頼しなければ意味がないと考えていたからです。ただし、痛かったり、苦しかったときは、迷わずつたえるようにしていました。
  • 抗がん剤の副作用に見舞われましたが、辛いときは我慢をせずに医師や看護師に泣きついていました。それこそ、「麻薬でもなんでもいいから、とっとと使ってくれ!」といったところです。そういう意味では、実にわがままな患者だったと思いますが、我慢しすぎて心が折れるくらいなら、言いたいことを言って少しでも苦痛を取り除いてもらうほうが前向きな気持ちでいられると思ったのです。

患者はもっとわがままになっていい

  • 手術、そして1年の治療後には、精神的にも、肉体的もかなりラクになっていました。治療のための入院の時にも、病院食を避けるため、外出届けを出して家に帰ることもしばしばでした。また、それまで縁のなかったゴルフもはじめました。
  • がんの治療は肉体的に辛いことも多く、気持ちも塞ぎがちになりますが、そうした一切は、胸に留めず医師や看護師、家族に吐き出すことで、随分とラクになる。それは、私が闘病の中で実感したことです。仮にどうしようもないことであっても、胸の内をさらけ出し、医師から「大変ですね」「もう少しですから頑張りましょう」などの言葉をもらうだけで、落ち着けることもあります。
  • もしもまわりに、私と同じような病気で悩んでいる方がいたなら、「何事も我慢はせず、もっとわがままに病気と付き合ってみてください」とつたえたいですね。それこそが、がんと向き合うのに必要な前向きな思考を得るための一歩になるのですから。