入れ歯が適合せずに歯ぐきとの間にすき間ができたり,ガタつくのはつらいものです。その不適合を一時的にやわらげるのが,入れ歯安定剤です。入れ歯安定剤には2種類あります。
- クッション・タイプ
入れ歯と歯ぐきのすき間をうめ,入れ歯を歯ぐきに吸着させ安定させます。成分はだ液などには溶けず,徐々に固くなり入れ歯に残ります。
- のりタイプ
口中の水分やだ液で粘着性を増し,入れ歯と歯ぐきを接着して安定させます。成分はだ液などにより徐々に溶けてなくなります。
クッションコレクトは,このうちのクッション・タイプの入れ歯安定剤で,すき間に食べ物が入ったり,入れ歯が歯ぐきにあたり,痛くてうまくかめない方などにおすすめです。

次の人は使用しないで下さい
- (1)
- 本品またはアルコールによる過敏症状(発疹・発赤,かゆみ,はれなど)をおこしたことがある人
- (2)
- 入れ歯が直接ふれるところに あれ,痛み,きず,はれなどの症状のある人
- (3)
- 食べ物などの飲み込みが困難な人(のどに詰まるおそれがあります)

- 長期連用しないで下さい。(歯ぐきがやせたり,かみ合わせが悪くなることがあります)
- 本品の使用中または使用後に発疹・発赤,かゆみ,はれなどの症状があらわれた場合は,直ちに使用を中止し,この文書を持って医師,歯科医師または薬剤師にご相談下さい。
- 歯ぐきがやせるなどにより不適合になった入れ歯を本品で安定させるのは一時的な場合とし,できるだけ早く歯科医師に入れ歯の調整をご相談下さい。
- ガタつきの大きい入れ歯に使用すると,十分な安定が得られないことがあります。
- 本品を使用してもうまく安定しない場合は,歯科医師にご相談下さい。


- 【成分】
- 酢酸ビニル樹脂,無水エタノール
本品の主成分 酢酸ビニル樹脂は,チューインガムなどに使用されているもので,だ液などには溶けず,徐々に固くなり入れ歯に残ります。
- 【形状】
- 赤紫色の透明なペースト(ガム状)
- 【原理】
- 総入れ歯と口腔粘膜とを吸着力(陰圧)で維持させる


義歯の安定(入れ歯と歯ぐきのすき間をうめて,入れ歯を安定させる)


密着強さ 5kPa 以上


- 使用方法
- (1)
- 入れ歯を歯ブラシできれいに洗った後,十分に乾かします。(ぬれているとよくくっつきません)
- (2)
- 添付の巻き上げ器具を使って適量を絞り出し,図1のように横に切り取るようにして取ります。(1回量は,総入れ歯の場合,上・下ともパチンコ玉大が標準です。ただし,ぬる量は入れ歯と歯ぐきのすき間の程度により異なりますので,経験により自分に合った量を決めて下さい)

- (3)
- 入れ歯の歯ぐきにあたる部分に重点的にぬり,そして溝の部分が厚くなるようにして下さい。(図2-1,図2-2参照)

- (4)
- ぬり終わったら,アルコールの刺激を少なくするために,1分程度 図3のように水をかけて下さい。

- (5)
- 入れ歯をはめて,2〜3回かみしめて下さい。
- (6)
- 入れ歯からはみ出した部分が気になるときは,図4のように入れ歯のふちをテコにして切り取り,あとはよくおさえてならして下さい。

- 使用可能な入れ歯の材質,種類
| 入れ歯の材質 |
入れ歯の種類 |
| プラスチック床 |
金属床 |
総入れ歯 |
部分入れ歯 |
ブリッジ さし歯 |
| ○ |
× |
○ |
× |
× |
○:使用可能 ×:使用不可
使用方法に関する注意
- すぐ食べたり飲んだりできますが,固いもの,熱いものを食べたりするのは1〜2時間経過してからにして下さい。
- 本品をぬり替えなしに,6日以上は使用しないで下さい。(それ以上ぬり替えないでおくと,菌の繁殖など,口腔衛生上良くないことがあります。また,取れにくくなります)
- 使用中または使用後は次のことにご注意下さい。
- (1)
- 口の中に刺激を感じる場合は,水で軽くすすいでから口にはめて下さい。なお,水ですすいでも強い刺激が残る場合には,使用を中止して下さい。
- (2)
- 本品をつけた入れ歯は,就寝時にはずして下さい。
- (3)
- 本品をつけたまま,入れ歯を乾燥させないで下さい。入れ歯をはずしたときは,必ず水またはぬるま湯に浸しておいて下さい。(本品をつけたまま放置し乾燥させると,固まって取れにくくなったり,取れなくなることがあります)
- (4)
- ご使用後は,キャップをしっかり閉めて下さい。(キャップがゆるいと,アルコールが蒸発して中味が固くなり,チューブから出しにくくなります)
- 5日たてば,ぬり替えて下さい。(指で少しずつ ちぎるように取って下さい) 5日たたなくても,吸着力が悪くなった場合は,ぬり替えて下さい。
- 取りにくい場合には,入れ歯をお湯(40℃位)の中に浸し,やわらかくして端から,ゆっくり少しずつ ちぎるように取って下さい。それでも取りにくい場合は,アルコールを水で2倍に薄めてふき取って下さい。なお,入れ歯が変形または破損することがありますので,直接アルコールの中へつけて洗浄することはさけて下さい。アルコールを使用するときは,火気にご注意下さい。
- 取りにくい場合に,金属物などを使って無理に取ることはしないで下さい。(入れ歯をきずつけることがあります)
- 気温の低いとき(特に冬場,絞り出しにくい場合)には,キャップを閉めたまま,チューブの先の部分をお湯(40℃位)につけ,出やすくなるまであたためて下さい。
- 気温の高いとき(特に夏場,指にくっつく場合)には,キャップを閉めたまま,チューブの先の部分を冷水に2〜3分浸すと,取り扱いやすくなります。


- 小児の手の届かない所に保管して下さい。
- 火気のそばをさけ,直射日光の当らない涼しい所に,キャップをしっかり閉めて保管して下さい。


クッションコレクト:12g,36g




- 歯ぐきがやせるなどにより不適合になった入れ歯を本品で安定させるのは,一時的な場合として下さい。
- 本品の長期連用はさけて下さい。
- 定期的に歯科医師の診察を受け,必要な場合は入れ歯の調整を行って下さい。
