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本格シーズン前に万全準備
花粉症の傾向と対策

春が近づくにつれて
憂鬱な気分になってしまう人も多いのでは?
そう、原因は言わずと知れた、あの憎らしい「花粉」。
いまや花粉症に悩む人は6人に1人といわれます。
つらい症状をやわらげるには、
いまの時期から早め早めに、
しっかり備えておくことが大切。
そこで今回は、本格的なシーズンに先立ち、
花粉症の効果的な予防策や対策をご紹介します。



まずは花粉症をきちんと知っておく
花粉症とは、空気中に飛散している植物の花粉が鼻や目、喉の粘膜に入って炎症を起こす季節性のアレルギー性疾患のこと。花粉のなかでも2〜4月に飛散するスギ花粉によるものが最も多く、全体の約80%を占めるといわれます。くしゃみや鼻水、鼻づまり、せきなどが主な症状で、そのため鼻風邪と勘違いされがちです。 しかし花粉症の場合は、突然鼻のムズムズするかゆみに始まり、連続的なくしゃみや水のような鼻水、そして目のかゆみや涙が出るといった鼻風邪にはない症状が現われるのが特徴です。ではなぜこうした症状が出るのでしょう。体内に異物が入ると、私たちのからだはそれを侵入物(アレルゲン/アレルギーを引き起こす物質)とみなし、抗体をつくろうとします。これを免疫反応といい、抗体が過剰に増えると、その際に多量に放出される化学物質(ヒスタミンなど)が局所での炎症を引き起こすとともに、知覚神経を刺激し、くしゃみなどの症状を引き起こします。こうした過剰な免疫反応によるアレルギーが花粉症で、花粉と接触しても花粉症になる人とならない人がいるのは、免疫反応の差、つまり体内で抗体が過剰になりやすいかどうかの違いによるのです。
したがって体質によっては、花粉だけでなく、ダニやホコリ、ペットの毛などがアレルゲンとなる場合もあります。花粉のシーズンが終わっても症状が治まらないようなら、その可能性が強いといえるでしょう。また花粉症であってもスギ花粉以外の花粉(ヒノキ、ブタクサなど)が原因となる場合も考えられます。自分にとってのアレルゲンが何なのか、どんな花粉に弱いのか、まずは原因をしっかりとつきとめておくことが大切で、それには血液検査やパッチテストが有用です。

シーズン2週間前の初期療法が効果的
体質のせいだから花粉症にかかるのはしかたない、とあきらめてはいませんか。ただ我慢しているばかりでは、つらい症状が長引くだけでなく、からだがだるくなったり、疲れやすくなったり、頭痛や不眠に悩まされたり…さまざまな体調不良を招きかねません。花粉症はたしかに完治させるのは難しい現代病です。けれど積極的な予防策を講じることで、症状を最小限に抑えることは可能です。そのためにも、症状が起こってからではなく、花粉が飛散する前から、予防策を立てておきたいものです。最も効果が高いのは、花粉飛散日の約2週間前を目安とした“初期療法”です。そのあたりの時期をメドに、アレルギー反応にブレーキをかける薬をのみ始めると、花粉が大量に飛散しても、くしゃみや鼻水などの症状が軽減できます。日頃から花粉情報をきめ細かくチェックし、「花粉初観測日」が発表されたら、なるべく早めに医療機関で受診し、自分に合った薬を処方してもらうようにします。また花粉症の発症後でも症状をやわらげる薬が薬局薬店または医療機関で手に入りますので、 これらの薬を上手く利用し、花粉症シーズンを乗り切りましょう。


花粉症をやわらげる徹底対策を伝授
花粉症のシーズンに入ったら、できるだけ花粉に接触しないことと、ついてしまった花粉をすみやかに除去すること。
毎日の基本的な対策として

 1)
毎日の花粉飛散情報をチェックし、晴れて風の強い日の外出は控える


 2)
外出時には花粉症専用のマスクやサングラス、帽子を着用する
(マスクの中に湿ったガーゼを挟みこむとより効果的)


 3)
外出先から帰った時は玄関先で服や髪についた花粉を払い落とす

 4)
うがいと目や鼻の洗浄をする

 5)
掃除はこまめにし、できればぞうきんがけにする

 6)
窓は開けず、換気も必要最小限にする(空気清浄機などを活用するとよい)

 7)
洗濯物やフトンは室外に干さない
(外に干した場合はよくはたいてから取り込むように)



などを徹底するようにしましょう。
ヨーグルトのイラスト 加えて、からだの内側からも花粉症対策を。青魚に含まれるDHAやシソは、アレルギーの発症原因となる化学物質の生成を抑える効果があるといわれます。バラ科の茶葉である「甜茶」(てんちゃ)も、同様の効果があるとされます。また緑黄色に含まれるカロチノイドは鼻や喉の粘膜の抵抗力を高めます。さらに最近では乳酸菌の効果も注目を集めています。ある種の乳酸菌(LFK・LGG)には腸の免疫細胞に働きかけてアレルギーを抑え込む作用があるとされ、乳酸菌が多く含まれたヨーグルトがおすすめです。花粉にふれないよう細心の注意を払うとともに、こうした食材や栄養素も上手に取り入れた食生活を心がけたいものですね。